インフォメーション 〜time now〜


 今回、time nowを担当します、髙田政幸です。現在、ケニア赴任中です。

 突然ですが、仕事をする上で予期せぬ仕事やこれまで経験したことのない仕事を任されたら、皆さんはどのような受け止め方をしますか?「経験がないし…。」「自信がない…。」「時間がないし…。」と感じる人は少なくないと思います。因みに、私は予期せぬ仕事を引き受けるのは、柔軟性と責任感を示す良い機会だと捉えるようにしています。私の場合、予期せぬ変更や緊急事態が発生することが結構な頻度であります。そのような時に、簡単に逃げるのではなく、自分の専門分野にだけ固執せずに仕事を引き受けたことで、今まで持ち合わせていなかった視点や問題点に気づけて、結果、部署間の連携や円滑な業務に活かせています。また、職場や組織にプラスに働くだけでなく、自分のスキルや経験を広げる良い機会になり、公私に渡り多くの選択肢を持つことができるようになります。新たな業務に挑戦することは自己成長やキャリアの発展につながり、部署内での信頼や評価を得ることも期待できると思います。

 経済学者“ピーター・ドラッガー”も「予期せぬことがイノベーションにつながる」と言っているように、予期せぬことをチャンスと捉えるマインドセットは重要です。ただし、予期せぬ仕事を引き受ける際には、自分の負荷や限界も考慮する必要があります。重要な仕事や期限に悪影響を及ぼす可能性や、適切なサポートが得られない時には、上司と相談することをお勧めします。

 話をまとめると、予期せぬ仕事や経験のない仕事を引き受けることは、柔軟性や責任感を示し、成長や信頼を得ることができる重要な機会になるということです。自分の専門分野にだけ固執せず、新たな仕事に積極的に取り組む姿勢、その意義とメリットを理解していただきたいのです。折角のチャンスを、逃さないで欲しいと思うのです。但し、バランスを保ちながら引き受けることを心掛けてください。

 私も光心会に入職し、これまで様々な経験をさせていただいています。「やればできる!」をモットーに、今後も自身の成長と組織の発展を考えながら、前向きな姿勢で新しい仕事にチャレンジし、取り組んでいきたいと思います。

 話しは変わりますが、ロシア・ウクライナ戦争の影響はケニア共和国にも顕著に現れています。食料品やガソリン価格の高騰が人々の生活を苦しめています。しかし、そんな状況でも、ケニア人の活気ある働きぶりや自然…間近に広がる真っ白な雲や美しい青い空を見ると、たくさんのエネルギーを貰えます。ケニアの空は、地平線と空を遮る建造物等が郊外に行くと少なくなるので、ものすごく雲が近くに見えます。こんな景色を眺めていると、戦争が一刻も早く終結し、平和が訪れることを心から願いたくなります。




令和5年7月 タイムナウ 光心会 総務部長 髙田政幸