インフォメーション 〜time now〜


 初めまして。今回time nowを担当します。
諏訪の杜病院 タスクフォース開発委員 福川です。よろしくお願いします。

 今回は、私が所属しているタスクフォース開発委員会の役割や活動についてお話しします。私たちの委員会を知っていただく機会になれば幸甚です。
 タスクフォース開発委員会は2年前に当院の組織委員会として新設されました。“タスクフォース”とは日本語で“機動部隊”を意味します。文字通り、機動性を高くし、法人内で起きている(起きようとしている)課題を解決していく委員会になります。また独自の解釈として、管理者や役職者と一般職員の間に立ち、両者を繋ぐことも目的としています。ヒトで言うところの「脳幹の役割を果たせるように」と心がけて活動しています。

 具体的には、「各委員会が適切に活動を行えているかの評価」や「職員がどうすれば楽しく、いきいきと仕事ができるか」などを考えています。その中でも、私が主に担当しているのは福利厚生企画です。昨年の福利厚生企画内容は、年末の納会で「思い出報酬」と称し、お食事券の抽選会を行いました。その他にもBBQなども企画していましたが、コロナ禍を鑑み、惜しくも延期となりました。
 これらを企画していく中で、組織を動かすことの難しさと同時にやりがいを感じています。最初は何からすればいいかがわからず、手探りの状態から始まりました。周囲の方に意見を聞くことや係の中で話し合うことを繰り返す中で、事業計画や規定には表には見えてこない思いが込められていることや本質が隠れていることを知りました。また、これまで経験したことのないコロナ禍で、正解がわからず、どうすればより安全に開催できるかを考えることはもとより、新たなことを始めようとする際の手順や報告経路をきちんと辿ることの大切さを学びました。これは普通に仕事を行っているだけでは理解出来なかったであろうと思います。
 みなさんも大なり小なり、自分の属している組織やコミュニティーに不満を抱いている人は少なくないと思います。そんな時、自分の立ち位置を変え、またその事案に対して主体的に取り組むことで違うものが見えてくるのではないでしょうか?まさに“百聞は一見にしかず”と言ったところです。

 最後に“百聞は一見にしかず”ということわざは、時代が移り変わるとともに続きがつけられていきました。そちらを紹介したいと思います。

 ・百聞は一見にしかず…人から状況を聞いても、実際に自分で見ないことには意味がない。
 ・百見は一考にしかず…沢山見ても、それを基に自分で考えなければ意味がない。
 ・百考は一行にしかず…いくら考えても、考えた事を実行に移さないと意味がない。
 ・百行は一効にしかず…様々な行動を起こしたところで、一つでも成果を得られないと意味がない。
 ・百効は一幸にしかず…いくら成果が上がったとしても、それが幸せに繋がらないなら意味がない。
 ・百幸は一皇にしかず…個人の幸せが沢山あっても、全ての民のために行動しなければ意味がない。

 この言葉に恥じないようまずは興味を持ち、ゆくゆくは皆さんのためになるよう活かせていければと考えています。


令和5年1月 タスクフォース開発委員 福川敬晟