インフォメーション 〜time now〜

 リオデジャネイロでのオリンピック開催はいろいろな懸念がありましたが、大きなトラブルもなく無事に終了しました。リオデジャネイロはちょうど日本の裏側で12時間の時差があるので観戦するのも一苦労でした。日本は前回よりも多くメダルを獲得することができ、沢山の感動をもらうことができました。中でも世界最速のウサイン・ボルト相手に日本選手が並走している画は衝撃的でしたね。4年後の「平和の祭典」は我が国、TOKYOで開催されます。本当に世界が平和に向かって一丸になっていける環境になって欲しいなぁと思う今日この頃です。

 さて、今回のtime nowは訪問看護ステーション彩々が担当させていただきます。当ステーションは常勤・非常勤を含め看護師8名、理学療法士3名で構成しています。訪問看護の役割は、「患者さんとその家族が、地域の中でその人らしい生活ができるようお手伝いすること」で生活と医療の両面をサポートし、患者さんが安心して自宅療養できる環境を作っています。本来であれば、病院での治療が望ましくても、自らの意志で訪問看護を受ける患者さんもいます。「住みなれた自宅で最期を迎えたい」「たとえ病気であっても自分らしい生活を送りたい」私達はそんな患者さんの気持ちをくみ、継続した自宅療養を支えます。訪問時に訪問看護師(理学療法士)は、医師の指示書に従って医療行為を行い、日常生活の看護やリハビリテーションを行います。それだけでは、病棟の看護師と変わりがありませんが「訪問看護師(理学療法士)がいないときの生活も、快適に過ごせるようにする」ことも、訪問看護師(理学療法士)ならではの大切な役割です。高齢化社会、そして多様化する価値観に対応できる在宅ケアのニーズは高まっているため、あらゆる視点を持って看護を提供できるよう努力しています。

 斯く言う私達自身も例外ではなく、高齢者に近づきつつあります(笑:因みに看護師です^^;)。それに伴い親の介護をしなければならない状況となっているスタッフも半数近くおり、今更ながら仕事と両立しながらの介護・看護を行う大変さを痛感しています。それ故、介護されているご家族の気持ちを理解し、専門職として患者さんやご家族のニーズを予測し対応する役割も担っていかなければならないと改めて感じています。現に患者さんの大半が高齢者であり、介護度も高くコミュニケーションを図ることが困難なため五感を研ぎ澄ませ、患者さんのニーズをくみ取れるようステーション全体で取り組んでいます。

 在宅での医療や介護には、多職種による専門家チームの存在が大前提で、それに加え地域の連携も欠かせません。患者さんを主体としたチームワークがどれだけ構築できるかがポイントです。一人一人は微力でも、医療・福祉・保健と連携をとり最高のバトンパスができるよう11名全員が一丸となって在宅医療を支えたいと思っています。

平成28年9月タイムナウ 訪問看護ステーション 彩々