インフォメーション 〜time now〜

 いよいよ新しい一年が始まりました。今年をどのような年にするか、又、どのような年になるのかとても楽しみです。この一年も長いビジョンの貴重なプロセスです。大切に活かしたいと思っています。そして、今年もいっぱい楽しむぞ❣❣

 新年ですので明るい仕事の話をします。今年も新規事業を2施設開設する予定です。光心会が開院当時から掲げてきた『揺りかごから墓場まで対象者を支えることのできる、診る(看る)ことのできる施設』を現実のものにしていきます。はっきりした日程が決まり次第、随時皆さんにお伝えしますので楽しみにして居て下さい。来月か再来月には明確にお伝えできると思いますので、お逢いしても尋ねないで下さいね。まだまだ遠い所に居ますが、光心会が10年余りの間にこれだけ目標に近づけたのは、武居院長の信念を貫き通す固い意志と並々ならぬ努力、そして光心会スタッフの士気の高さ、団結力のお蔭だと思います。当然、光心会を選んで下さる患者さんや利用者さん、支えてくださる各界の先生方の存在も大きいです。これからも、光心会に関わる皆さんが、安全・安楽に安心して暮らせるように邁進していきたいと決意を新たにしていますので末永く宜しくお願い致します。

 ここで、一つの事業について少しだけお話させて頂きます。現在の日本は、高齢者だけが取りざたされた施策に偏っているように思います。小児や学童への厚生労働省や文部科学省を超えた施策が、必要な時期にきているし、それが日本の未来をかえていく契機の一つでもあろうと思います。例えば、高次脳機能障害の方が、医療や福祉の狭間に置かれていた時と、ある意味では小児や学童も大差ない状況に置かれています。高次脳機能障害の方やご家族、それを取り巻く方々の尽力で未だ十分とは言い難いですが、社会に認知され現在に至りました。ですから、小児や学童の就学、就労を支えるために携わる専門家が国の認めるエビデンスを構築し、個人を超えた包括的支援を視野に入れ施策を変えていかなくてはなりません。私共も、その一助になるようになりたいと考えています。

 ところで、諏訪の杜病院は来年で開院15周年を迎えます。傷んだハード面の改修に更なるスタッフ教育システム構築などに対応・対処していかなくてはなりません。ハード面は、2月から最終の増改築が始まり、今年中には療養の環境が整う予定です。病室や透析室、スタッフステーションが広くなりますので、とても楽しみです。透析は、広くなるだけでなく増床もします。質の向上には、学士・修士の他に専門や認定士育成に力を注ぎ、臨床では、プロトコールの見直しとその周知徹底を図り、これまで積み重ねてきたことを大切に残しつつも悪しき習慣・風潮を一掃していきます。

 このように、皆さんが満足できるように日々進化していく組織でありたいと思っておりますので、これからも暖かく見守り応援して下さい。そして、時には厳しいご指摘、ご指導もお願い致します。

最後に…
 日本に於ける成育医療の中枢であり、私共を理解し親切丁寧に視察見学をさせて下さった国立成育医療研究センターの大矢先生、関係者の皆様に感謝します。

1月 諏訪の杜病院 副院長 岩根美紀