インフォメーション 〜time now〜

 あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。さて、平成12年4月1日に病院開設し、今年で13年目を無事に迎えることができました。これも皆様方のおかげと深く感謝しています。

 今まで、高次脳機能障害の方の包括的なリハビリテーション、高次脳機能障害者専用作業所、透析患者さんの治療及びリハビリテーション、地域リハビリテーション、地域にねざした医療・福祉・保健の提供、等を中心に活動をして参りました。今年は更に充実した医療・福祉・保健を提供したいと考えています。具体的には、

①高次脳機能障害者に復職を念頭に置いたシステムを再構築すること。及び児童に対しては復学を念頭に置き、最終的には自立できるように充実したリハビリテーションを提供すること。

②透析患者さんのリハビリテーションを更に普及発展させること。心肺機能を向上させ、体力をつけて社会参加を促し、最終的には可能な限り仕事をすること。

③地域包括ケアシステムに適応した地域リハビリテーションを発展普及させること。包括ケアシステムに高次脳機能障害者・児、内部障害者をリンクさせること。

④未だ救われていない障害者・児に手を差し伸べてリハビリテーションを提供すること。

⑤障害児(高次脳機能障害以外)の長期的なリハビリテーション体制(医療的治療、学校教育、最終的には自立できるようにする)を構築すること。

⑥医学生、PT・OT・ST、看護等の学生教育を充実させること。

⑦光心会内における医療福祉スタッフの更なる融合を果たすこと。ひいては県内の医療福祉保健に関わるスタッフの融合を果たすこと。

⑧高次脳機能障害者専用の就労継続支援B型事業所である『きらら』を更に利用しやすくすること。最終的には一般就労をめざしたシステムを再構築すること。

障害者であっても社会参加して、かつ、社会で働き、保護を受けるのではなく、『障害者でも納税を!!』を実行できるようになれば社会の見方もかなり変わってくるのではないかと考えています。
その他、個人的には①リハ関連専門職の更なる融合を図ること、②障害児・障害者のリハビリテーションの在り方を再検討してより良いリハを探求すること、③リハビリテーション実施を担保するためにエビデンスを出すこと等です。


さて、今年9月27日28日と2日間にわたって大分ホルトホール(大分駅前:現在建築中)で脳外傷友の会全国大会(大会長:萱嶋睦明大分脳外傷友の会会長)が開催されます。皆様の御協力を賜りながら必ず成功するように全力を挙げて協力したいと考えています。基調講演、シンポジウム等を予定しています。是非、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

入院患者さんが、安心・快適に療養生活が送れるように病棟の増改築を予定しております。

平成25年1月12日

光心会 諏訪の杜病院
院長 武居光雄