インフォメーション 〜time now〜


 6月(水無月)といえば、梅雨の時季ですね。5月後半から雨の日が多くなってきており、ジメジメした日が続きます。うっとうしい毎日ですが、気持ちだけは爽やかに過ごしたいと思っています。

 今回、タイムナウを担当させていただきます、一般病棟の准看護師(高看学生)稲吉結と末国遼です。宜しくお願いします。

 私は、今年の4月に高看3年生になりました。高看入学と同時に諏訪の杜病院に入職したので、勤務して3年目になります。初めての病院勤務ということもあり、分からないことが多く、学校との両立ができるかとても不安でした。しかし、一般病病棟の看護体制は、プライマリーチームナーシングで、私の所属するチームの方々をはじめ、病棟の先輩方はとても優しく、仕事の悩みに親身に相談に乗ってくれました。また、学校では同じ境遇で頑張っているクラスの友達と励まし合うことで、これまで、続けられたのだと思います。

 3年生になり、本格的な実習が始まりましたが、新型コロナウィルスの影響で、臨床ではなく学内での実習が続いています。大変残念ではありますが、学内実習でしか得られない学びを深め、集大成となる『看護師国家試験』の合格に向けて最後まで努力しようと思います。


稲吉 結


 私は、10代の頃に看護師を目指したものの、途中で挫折し介護福祉士の資格を取得し、7年間介護の仕事に就きました。その後、縁あって有料老人ホームひなたぼっこに入職しました。その当時は、看護師を再び目指すことなど考えてもいませんでしたが、看護師の先輩と勤務するうちに、福祉と医療の壁を感じ、改めて看護の道を目指そうかと考えるようになりました。

 介護福祉士の私に、そう考えさせる機会となったのは、入居者さんが急変した際に、看護師の先輩方が的確に対応する姿を目にした時でした。看護師の方々のテキパキと適切な処置で、入居者さんが一命をとりとめ回復したのです。「自分も医療の知識を持っていれば、対応できたかもしれない」と考えさせられました。それからは、常にこのジレンマを抱えながら、介護の仕事をするようになりました。

 ある日、看護師の先輩方に、自分の思いや考えを伝えたら、「そう思うのであれば、いつ始めても遅くない。医療の道を目指すべき」とアドバイスをいただきました。その言葉の後押しのお陰で、翌年に看護の道に、再び進むことができました。

 実際に、看護学校に入学してからは、学校と仕事の両立に、挫折しそうになることもありました。そんな時、厳しくも親身になって接して下さった先生方や、クラスメイトに助けられながら、無事に准看護学校を卒業し、10年の歳月を経て、10代の頃の夢を叶えることができました。現在は、高看生として新たなスタートを切り、『看護師国家資格』合格という目標に向けて努力しています。今思えば、諏訪の杜病院へ就職していなければ、看護の道を再び志すことはなかったかもしれません。これからも、人との繋がりを大事にし、感謝を忘れず、更なるステップへ挑戦していきたいと思います。


末国 遼