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 4月に入り、満開の桜をめでた後頃から、「暑いなぁ」と感じる日が増えてきました。コロナウィルス変異株による感染拡大の懸念から、まん延防止等重点措置対象の都道府県が増えました。とりあえずは、国民の1日も早いワクチン接種や検査施設の拡充を願います。

 「ヤングケアラー」を皆さんはご存じですか?これは、10代の若い世代(中学生や高校生)が、家族の世話をすることです。今月、厚生労働省と文部科学省は、公立中学校1,000校と全日制高校350校の2年生に抽選でアンケートをネットで実施して、回答のあった1万3,000人の回答を基にその実態を明らかにしました。その結果に、私は「驚く」というよりは、「驚愕」しました。なんと、「世話をしている家族がいる」と答えた中学生は5.7%(約17人に1人)、高校生では4.1%(約24人に1人)でした。世話にかける時間の1日平均は、中学生で4時間、高校生が3.8時間でした。7時間以上が1割を超えていたそうです。そのケアの内容は、食事の準備、洗濯などの家事が多く、祖父母の介護や見守りなど多岐に渡っています。ケアのために、「進路変更や進路を変更した」中学生が4.1%、「学校に行きたくてもいけない」と答えた中学生が1.6%もいたそうで、彼らのほとんどは誰にも相談せずに家族のケアを抱えているようです。「相談した経験がない」と答えた中学生が67.7%、高校生は64.2%にも上っています。どう思われますか?なぜこのようなことが起きてしまうのか…私なりに考えてみました。以前とは違い、高齢者の施設は十分とは言えないまでも増えています。子供たちを担い手にせざるを得ない理由の一つは、「家で看たい」という心情もあるとは思いますが、日本の風習や習慣が影響していると考えました。施設に家族(高齢者)を預けることに世間体が悪く、罪悪感を感じるのです。もう一つは、経済的な理由ではないかと思います。以前、ある政治家が「赤字の高齢夫婦が30年間続くと20,000,000万円が必要で、現役世代から長期の投資を始めることが重要」と発言して物議を醸しましたが、あながち間違っていないと私は思います。老後もお金は必要です。現役世代から、家族や他人に迷惑を掛けない程度に蓄えておく責任は負うべきです。多分、ヤングケアラーは裕福な家庭よりも裕福ではないご家庭のお子さんが多いのではないかと思うのです。負の連鎖…悪循環です。この様な逆境から抜け出す子もいるでしょうが限られると思います。何とかならないものでしょうか?皆で考えて解決していかなければならない切実な問題です。子供の未来は、日本の未来なのです。それに、日本は頑張れば報われる国のはずです。

 冒頭で力が入りすぎて長くなってしまいました。ここで気分転換をしましょう。前に、「ゆとり世代」という言葉を使ったのですが、面白い情報を入手したので紹介します。1947年:団塊の世代・1950年:しらけ世代・1950年後半:新人類・1965年団塊ジュニア、この後氷河期を迎え1987年:ゆとり世代・1995年Z世代というそうです。聞いてきたはずなのに、まとめてみないとわからないものですね。ちなみに1965~1980年をX世代、1980~1995年をY世代と言うそうです。多分、これはアメリカで言われていたと思います。ご存じでしたか?

 しつこいですが、「やりすぎている中国」に世界の国々が協力して対応策を練っています。一つはファイブアイズ(イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)で、もう一つはクアッド(日本・アメリカ・インド・オーストラリア)です。とにかく、中国の暴走を食い止めて武力衝突だけは回避して欲しいです。日本は、色んな意味で一番危険な位置と立場にありますから無関心ではいられません!!

 さて、私はあるとき右手(利き手)の第3指(中指)が動かす度に「カクンッ、カクンッ」と音が鳴るのに気づきました。さほど気にしていなかったのですが、少しすると痛みが伴うようになり、専門の医師に相談したら「年寄り病」と一蹴されアドバイスをいただきました。その通り「年寄り病」なのですが、正確には第1関節がヘバーデン結節、第2関節がブシャール結節という診断名になります。私の場合、変形を伴い指の動きが悪く、握ることができません。症状の強い日はペンの把持さえできず、日常生活にも支障をきたしています。これらの原因は不明ですが、女性ホルモンが関与している可能性が高いそうです。治療は、対症療法(安静と固定・鎮痛剤内服・漢方薬内服・ステロイド関節内注射)が主で、どうしてもの時には手術を受けることもできます。私は、指を使わなければ痛まないのでソフトタイプの指用サポーターで固定して無理しないように気を付けています。コロナのご時世も相まって、頻回な手洗いや手指消毒の度に着けたり、外したりするのが面倒です。忘れてしまって何度も失敗を繰り返してもいます…情けない。でも、これら全てを受け止めて爽やかに老いていきます(笑)。


4月タイムナウ 岩根   Keyword:課題本の熟読