インフォメーション 〜time now〜


 2月に入って、日本でも「暖かい」と感じる日が多くなりました。一雨ごとに春が近づく予感(^^♪

 1月末にケニアから帰国したのですが、コロナで出入国前後にPCR検査が必要で計4回受けて大変です。尚且つ、国際線の減便でハブ空港の待ち時間が20~30時間もありました。早く、収束して日常に戻ることを祈るばかりです。ワクチン接種も始まりました。副反応の心配はありますが、渡航の際に黄熱と一緒でワクチン接種証明書が必要となる国もあるかもしれないので、接種することに決めました。第3次補正予算案では、医療提供体制やGo Toトラベル、事業転換支援などで追加歳出を19兆1,700億円余りとしました。また、コロナに関する修正協議では、指示を守らない事業者や感染者へ罰則を設けるようです。日本人も、性善説やモラルだけではままならず、罰則が必要な民族になってしまいました。

 それから、最近のネットの書き込みの酷さには慣れっこになっていましたが、光浦靖子さんのコラムで「やっぱり許せない」という気持ちが溢れました。光浦さんはコラムの中で「酷い書き込みをする人たちの腹いせのために自分が存在するような気になる」というような心情を切実に伝えられていました。彼女の真面目さや素直さ、切実さに立場は違えど共感することが多く、「そんなことないよ」と心の中でつぶやき彼女を応援していました。偏った価値観で事情も事実も把握せずに、非難中傷だけをする人間やそれに同調する人間こそが不幸な人間です。きっと、「今の生活や自分に満足のできない人」で、自信がなく不満しかないのです。だから、そんな人たちは相手にせず、「そうだな」って納得できるところだけいただいて、明日(未来)の糧にして欲しいです。中島みゆきさんの歌詞ではありませんが「戦う君の唄を、戦わない奴らが笑うだろう♪」その通りです。自らが生み(創り)出せない人間やその経験のない人間が、そういうことができる人間だという事を忘れないで下さい。誰も完璧ではありませんし完璧にしたくてもできない複雑か単純な事情もあります。でも、努力していることを見てくれていて応援してくれる人たちもいます。少し深呼吸して、周囲に目を向けてみて下さい。必ず、傍にいますよ。

 今年の抱負でもある「アクティブ」という事で、1月に訪れた「アフリカの日々(OUT OF AFRICA)」の著者イサク・デイネセンが1914~31年まで暮らしたケニアの自宅を訪問したのでお届します。おかしな話ですが、私たちのリハビリテーションセンターがある地区をカレンと言います。そのカレンという地名は作者に因んだ名前だったのです。彼女は複数のペンネームを持っており、そこでは「カレン・ブリクセン」と本名を名乗っていたのです。私は、OUT OF AFRICAの映画も観ましたし本も読んでいました。映画の撮影で使われた飛行場を見にも行っていました。なのに、繋がっていなかったのです。自宅に行く日は「ワクワク」が止まりませんでした。ンゴングの丘陵が綺麗に見える素敵な庭と平屋のお家でした。屋内に入って次は興奮が止まらなくなりました。本の中に出てくる鳩時計や仕留めたライオンの写真、ケニアで初めて使われた木の便座に、在宅と不在を示すシグナル、薬棚や貴重品入れとして使われていた調度品(さすが、お嬢様という感じ)、カウチやタイプライター、あの怪我をしていた少年が実際に調理していたキッチン、現地の人に治療をする際などに使用していた石のテーブルとイスもそのままでした。何故私がここまで嬉々としていたかと申しますと、私は彼女のケニアの表現に感銘を受けていたからです。私の知るケニアをここまで新鮮に臨場感をもって言葉にできることに感動していたのです。人の道に外れていようがいまいが後悔しない彼女の生き方を「凄いな」とは思いますが、時代も違うし私には真似できませんが…。皆さんも、映画を観て本を読んでケニアに来てご訪問ださい。感動します。

 近頃、例えば台所に用があるから行っているのに、その用を忘れるような事が頻繁に起きます。置き忘れや直し忘れも激しく、いつも何か探している有様です。情けなさと年齢をヒシヒシと感じています😢






2月タイムナウ 岩根
Keyword:西野亮廣氏の映画鑑賞に関する批判について