インフォメーション 〜time now〜






 今年は丑年ですが、皆さんは干支と十二支の違いをご存じですか?「干支」は、「十干十二支」を短くしたもので、甲乙丙…の10種類を「十干」、子・丑・寅…から始まる12種類の生きものを「十二支」といい、これらを組み合わせたものを「干支」と言うそうです。

 それでは、毎年恒例となっている昨年の振り返りと今年の抱負から行きましょう。昨年は、公的抱負が「組織再生」で私的抱負が「怠けないけど無理もしない」でした。組織再生は、限られた時間の中で看護部人材育成を図り、業務改革を推進しました。また、福利厚生の充実や賃金規定の見直しをして職員の働き甲斐を模索しました。今年も「組織再生」を続け、役職者各々の責任や役割分担を明確にして、組織構成を変革し世代交代に備えていきたいと考えています。福利厚生充実のために考案した「思い出報酬」は、仕事納めの際に抽選が行われ、一瞬緊迫した空気にもなったようですが、想像通りとても盛り上がったようです。「思い出報酬」は、まだ様々な検討が必要です。また、優秀職員にピンバッチが授与されました。抽選の際には皆が高揚し、抽選では、ZOOMで喜ぶ姿が見れてよかったです。さて、私的な昨年の抱負は、大部分を他の役職者に「任せられるように」なりました。で、今年の私的抱負は「アクティブ」にします。新型コロナウイルスの影響で昨年は、日本にそして家に閉じこもりがちでしたが、新型コロナウイルスが収束したら、海外に屋外に積極的に出掛けて自由を満喫します。旅する年にして昨年の鬱積を晴らします。たまに、タイムナウでご報告します。

 今月は、波乱づくめだったアメリカ合衆国大統領も決まりました。フランスの思想家、ジョセフ・ド・メーストルは「すべての国家は、その国の国民水準に合う政府を持つ」と言っています。現代のアメリカと日本はどうでしょうか?私たちの国民水準は上がっていますか?これは組織にも当てはまります。職員の水準に役職者は適っているのだろうか?役職者の水準が職員の水準を下げてしまう、または水準が上がるのを妨げるようなことがあってはならないと深く重く考え、職員は役職者の写し鏡で、その結果が現在あることを再認識できました。

 人間関係でお悩みのあなたへのメッセージです。人間関係って複雑なようで単純、単純なようで複雑ですよね。アメリカの心理カウンセラー:レス・ギブリンは、「人は自尊心を傷つけられると非常手段に訴える恐れがあることを肝に銘じよ」と著書の中で訴えていました。また、良好な人間関係構築には相手の自尊心を大切にすることが肝要であると書いていました。自尊心が保たれないと他人に対して批判的になるらしいですよ。そして、「自己中心的な人は自尊心が高すぎるのではなく低すぎる」と書いていました。この著書には、未熟な私が学ぶところが幾つかありました。購読してみて下さい。私も半世紀以上生きて来て様々な経験をしましたが、交流がなくなった人たちに関して後悔はありません。離れるのには、自尊心以外にも何かしらの理由や原因があるからです。例えば、価値観や常識の違い、信頼関係の破綻や性格の問題などなど…理由や原因が解決されないまま無理に交流を持ったとしても関係は必ず壊れます。そして、お互いに前よりももっとひどい状態で離れてしまう確率が高いです。また、何も考えずに引っ付いたり離れたりする関係から建設的なものは生まれないことも私は知っています。「去る者は追わず、来る者は拒まず」の精神です。自分を殺して気を遣って、時間やお金を費やすことほど無駄なことはありません。「自分らしくいられる」「素直に話が聴ける」そんな人たちが一番です。でもね、時には「許すこと」も必要だとは思います。許すことは、自分と相手の過去と未来を開放し可能性を見出します。そして、人に限らず何でも「知ろう」とする関心や興味を持つことは大切ですよね。長くなりましたが、ご縁があってタイムナウを読んでくださっている皆様にとって、今年が心穏やかで実り多い年でありますように。



1月タイムナウ 岩根
Keyword:昨年の振り返りと今年の抱負