学会参加報告

【第10回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会】



会期: 令和2年2月22日(土)~23日(日)
会場: ベルサール新宿グランド
参加者: 武居院長、岩根副院長、岡本技士長、田村副部長、山中チーフ、高田主任、
綿貫副主任、長尾、淀谷、リハビリテーション部 主任 理学療法士 長尾

 2月22日~23日に東京で開催された第10回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会に参加しました。当院からは武居院長や岩根副院長の講演をはじめ、長尾のよくわかるシリーズの他、リハビリテーション部、看護部から一般演題2題の発表及び腎臓リハビリテーション指導士講習会講師を務めました。  新型コロナウイルス流行が懸念され、懇親会が中止となりましたが、大会は無事に開催されました。腎臓リハビリテーションの普及を感じることができ盛況のうちに終了しました。内容も運動療法、栄養、合併症への対応、就労支援はもとより、オーラルケアなどに関する報告など多岐に亘る内容で大変勉強になりました。  私の個人的な感想にはなりますが、初めての講演ということもあり、非常に緊張しました。『あんなことやこんなことも言えば良かった』と反省することもありますが、それ以上に充実感や達成感で胸が一杯になりました。全国的にみて、回復期リハ病棟で透析患者さんを受け入れている病院は少ないですが、きめ細やかな包括的腎臓リハビリテーションを実践することで何らかの成果が出ることをデータベースからも実感します。これまで以上に透析患者さんが回リハ病棟で受け入れられるようになることを願います。 また、学会中に行われた第2回腎リハ指導士試験において、当院から臨床工学技士の綿貫と言語聴覚士の御手洗が受験し、2名とも無事に合格することができました。資格更新は決して平易ではないですが、病院内の指導士全員で学会発表や普及啓発に努めて参ります。  次回、第11回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会は、テーマ「~エビデンス構築と多職種協働の推進~」のもと令和3年3月20日(土)~21日(日)の会期で、宮城県仙台市にて開催されます。今後も透析患者さんに最高のリハビリテーションが提供できるよう研鑽していきます。

武居光雄(院長) ・特別企画 
『最新のリハ診療報酬』
・よくわかるシリーズ座長
岩根美紀(副院長) ・特別企画 
『ケニア共和国の透析及びリハビリテーション事情』
山中利代(看護部チーフ:看護師) ・一般演題(口述)
『身体的・精神的影響を軽減する腎臓リハビリテーションの原点~介護拒否患者の一例~』
長尾貴幸(リハビリテーション部主任:理学療法士) ・よくわかるシリーズ
『回復期リハビリテーション病棟の役割』
淀谷南実(リハビリテーション部:理学療法士) ・一般演題(口述)
『視覚及び聴覚の中途障害を合併した長期透析患者』