インフォメーション 〜time now〜

 こんにちは。今回Time Nowを担当させて頂きます、諏訪の杜病院 医事課 理学療法士の梅野朋美です。よろしくお願いします。

 私は、もともとは理学療法士で医療保険でのリハビリテーション(以下リハ)、介護保険で訪問リハや通所リハと通所介護の仕事に携わってきましたが、縁あって昨年より医事課の仕事に就いています。月に一度訪れるレセプト(診療報酬請求)にも慣れ、この期間中も殆ど残業をせずに終わらせることが出来ています。心配してくださっていた皆さんからは、「もう、終わったの? 早いね。さすが!」と声をかけていただきます。ところで、皆さんは医事課がどのような仕事をするかご存知ですか。大雑把にいうと、医事課は、病院を受診したときに病院窓口で診察券や保険証を出して受け付けをして、帰る前に会計をして院外処方箋を受け取るところです。カルテをもとに検査や処方薬内容などを入力し会計処理を行い、外来であれば院外処方箋を作成するのが仕事です。前述した月に1度のレセプトを支払基金に提出する請求業務、時には依頼された診断書を作成、カルテ整理、電話の応対などを行っています。請求の際、保険情報はとても重要で間違うと会計ができません。保険証が変わったときは病院窓口に提出ください。ご協力をお願い致します。

 ところで、せっかく医事課の仕事に携わっているし、診断書の作成業務も担っているということもあり、医師事務作業補助の資格取得に向けて勉強を始めました。この「医師事務作業補助」とは、研修会のテキストによると、医師や看護師、医療従事者の業務負担の多さが、長年問題視され、医療の質の確保、医師の定着が必要とされてきました。医師が今まで行っていた事務業務の負担を軽減し、診察や手術に時間を当てる事によって、医療の質を向上させることを目的として、この「医師事務作業補助者」が誕生しました。 具体的な業務は、① 診断書や診療情報提供書などの作成代行② 電子カルテなど診察記録への代行入力③ 各種書類作成・整理業務、その他関連業務です。11月に研修があり、研修後のレポート提出を経て修了書が届くと、受験資格が与えられます。今はやっとレポートが提出できたので、試験準備に取り掛かっています。

 最後に余談ですが、先日宝塚歌劇団花組のビューイングに行ってきましたので、お話ししたいと思います。千秋楽ということで遠方の劇場に行かずとも、この日だけは映画館でのビューイングができます。本当は東京劇場に行きたかったのですが、トップの明日海りおさんの退団、さよなら公演ということで、チケットがいつもに増して入手困難でした。映画館でのビューイングとはいえ、まさに夢の世界を堪能しました。宝塚歌劇団は、花・月・雪・星・宙の5組と組に属さない専科からなります。観劇を始めたきっかけは、今から6年前に宝塚歌劇100周年を記念して、NHKスペシャルで特集されたことで、すっかり虜になってしまいました。それ以来、年に1~2回は劇場で、ご贔屓の組の千秋楽をビューイングで観劇するようになりました。どうしてそんなにもはまってしまったかというと、宝塚歌劇はトップになると、稀に専科へ異動になるジェンヌさんもいますが、その先は基本的には引退です。先日引退した星組の紅ゆずるさんは、トップに就任してから5作で引退すると当初より決めていたそうです。また組子さんも人事で組替えになることがしばしばあり、同じ舞台であって同じ舞台ではない、その時にしか表現できない舞台となってしまいます。その儚さを承知で夢を持ち挑戦し入団という夢を実現、さらにその夢を持ち続け、お客様に夢を与え続けてきた一人ひとりのジェンヌさんに魅了され、その一人ひとりのジェンヌさんの一体感に引き込まれているのだと思います。お芝居とショーの2部構成ですが、お芝居は、宝塚歌劇のオリジナル作品はもちろん、宝塚歌劇の世界にぴったりの少女漫画から、少年漫画、小説、映画、テレビドラマやゲームソフトまで、幅広いジャンルを原作とする作品があり、日本の古典文学を和装で演じる舞台もあります。作品の持つ世界観を宝塚歌劇としてどう描くのか。公演ごとに新しい魅力を発見できるのも楽しみのひとつです。

 興味のある方はお声掛けください。是非、「ヅカ友」になりましょう。


12月タイムナウ 医事課 梅野