インフォメーション 〜time now〜

 三寒四温で、少しづつ日本には春が近づいているでしょうね。今回は、ケニアからのタイムナウとなります。ケニアの気候は、やはり過ごしやすく体に優しいのですが、少し暑いです。

 ご存知の方も多いと思いますが、武居院長が大会長、副大会長を平松義博先生が務めてくださり、第9回日本腎臓リハビリテーション学会 学術集会を、3月8・9日に大分県別府市で開催致しました。今回の学会の大きな特徴は、第1回腎臓リハビリテーション指導士試験が行われたことと医療従事者が、患者の社会復帰までを視野に入れたアプローチやサポートをするところまでを盛り込んだことです。学会の準備は、それはもう大変でした。大学病院でもない当院が、プログラム作成から学会開催までの全てを担うのですから…しかも、大分は温泉が有名で自然も多く、美味しいものも沢山ありますが、交通の便がとても悪いので参加者が少ないのではないかと、色んな意味でヒヤヒヤしました。しかし、先生方や協力してくださった病院関係者や各団体の皆様のお陰で盛会となりました。

 学会は、皆さんの腎リハへの熱い思いが表れ、充実していたと思います。私は、会場巡回や座長をしていて全て把握はできていませんが、活発な議論や質問も交わせたのではないかと思います。来年は、第10回腎臓リハビリテーション学会 学術集会が、聖マリアンナ医科大学 柴垣有吾先生が大会長を務められ開催されます。皆さん、参加をお願い致します。

 そして、懇親会には株式会社LINES様のご厚意で大分本格麦焼酎神々(じんじん)を、有限会社豊後鳥一様のご協力を得て鳥のタタキ、寿司職人の新鮮なにぎり寿司を皆さんに振る舞うことができました。美味しいお酒や料理とショーに参加者も大満足してくださいましたが、予想以上に大盛況で席がない参加者もいらっしゃったので、ご迷惑をお掛けしてしまいました。本当に、申し訳御座いませんでした。でも、皆で美味しいお酒と料理を囲み、昔を思い出してダンスを楽しまれるお姿を見ていると、とても幸せな気分になりました。

 又、何事を成すのも「人と人とのつながり」なのだと改めて感じました。武居院長の求心力に驚かされると同時に、先生に関わる皆さんの温かい人柄に感銘を受けました。惜しみない協力をくださった鹿屋(鹿児島)や福岡の病院の先生方や職員の皆さん、ケニアやボランティアで巡り合った看護師さんたち、防衛医大卒のリハ医の先生方も多数お越しくださっていました。「凄いなぁ」と思います。今回の感謝や感動を胸に刻み、「つながり」や「ご縁」を、今後も大切にしていきたいと思います。関係者の皆さん、本当に有難う御座いました。

 最後に、特別ゲストの「さだまさし」さんのお話です。さださんは、ボランティア活動に積極的に取り組まれていて、武居先生とつながっておられました。公益財団法人風に立つライオン基金を設立され、被災地や被災者の支援、高校生のボランティア活動などを幅広く支援しておられます。ここでは、説明しきれません。歌は勿論、トークでも会場を盛り上げてくださいました。約10年前に、何の志もないままケニアに赴任した際、挫けそうな私の心を救ったのが、さださんの「風に立つライオン」でした。歌詞と自分が重なって、聴くと何のために此処に居るのか説得させられ励まされたものです。今回は、学会のご褒美として風に立つライオンを生歌で聴かせてくれて感動をお届けくださいました。感謝、感謝です。




3月タイムナウ 岩根

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