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9月に入ってもケニアは、肌寒い日が続いていますが、最近ではケニアらしい綺麗な青空が見れるようになりました。日本は、まだ暑そうですね。

 ケニアでは、日本ではありえないような事が沢山起きます。例えば、急に数日後の何でもなかった日が休日になり、ストライキで医療機関が機能しなくなったり、ガソリンが全く入れられなくなったりと挙げればきりがありません。ケニアでは、ストライキが法改定後に大体あります(笑)。それから、何と! 今月私達が立ち上げた現地法人がケニアのネットニュースに載りました。現在使用しているオフィスの前オーナーが、巨額の隠し預金?などをしていたようで、購入者リストに私達の現地法人が載せられたのです。この前オーナーは、実はケニア国内でも有名な裁判官で権力者だったからビックリ(^^;) 裁判官だったからこそ信用して購入したというのに!! 私達は、弁護士を通じて正規ルートで購入し税金もきちんと払っているので、別に何の問題ありませんが、ケニアの土地やお金がらみの問題には、活動当初から本当に頭を悩まされます。更に、そのニュースを見たケニア人から「心中お察しします。被害者で力を合わせよう。賛同するなら20ビットコインを振り込んで下さい」などという如何わしいメールまで届きました。このメールに、当施設のケニア人のマネージャーが「Go To Hell(地獄へ行け)」と返信して、何故かドヤ顔で自慢していました…これにも驚きました(;^ω^) まぁ、こんな感じで楽しめれば面白い国です。ご心配下さりメールやお電話を下さった皆様、有難う御座います。本当に、驚きましたが大丈夫なのでご安心下さい。

 さてさて、最近全く医療や福祉関係のお話をしていませんでしたので、今回は「死亡リスク」について書きたいと思います。肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧などの危険因子を持つ方は、睡眠を確保できないと心臓病や脳卒中による死亡率が倍増すると、「米国心臓協会ジャーナル」(学術誌)に論文が発表されました。平均16年にも及ぶ追跡調査の結果、睡眠時間6時間未満だったメタボリックシンドロームの方は、1.99倍死亡率が高かったそうです。専門家は、心臓疾患や脳卒中の死亡リスクを下げるために、成人に7~8時間以上の睡眠を推奨しています。「う~ん、無理だ」と私は思いましたが、5時間は寝るようにしました。

 そして、睡眠より重要なのが肥満対策です。日本人の基礎代謝量を中年太りする頃の年代から紹介します。男性は30~49歳:1520㎉、50~60歳:1370㎉、女性は、30~49歳:1140㎉、50~60歳:1100㎉となっています。これらを知って効果的なダイエットをして下さい。BMIが25くらいまででキープ出来れば、死亡リスクもあまり高くなりませんからね。

 最後に、我が国について書きます。極東政策の議会証言で、マッカーサー陸軍元帥が「日本の有する労働力は、質的・量的においても、いずれの国にも劣らず優秀なものばかりか、日本の労働者は、人間とは遊んでいる時よりも働いている時の方が幸福であるという労働の尊厳を見出した」と述べています。なのに、今の日本人はどうでしょう…人口減少に伴う労働者不足に縮小する産業や経済、これを、日本はどう乗り越え拡張していくのか? 勿論、無駄遣いをやめるのが一番です。そして、社会貢献の在り方も考え、将来日本や国民に何らかの形で還元できるようなものに投資する事だと思います。


平成30年9月タイムナウ 岩根

Keyword:労働の尊厳