インフォメーション 〜time now〜

 今回、time now を担当します、デイサービスセンターゆららの平山聡美です。宜しくお願い致します。

 2月でゆららに勤め始めて満2年になります。それまでは、急性期病院の厨房で調理師をしていました。このまま定年まで働いて、その後はぼつぼつ暮らしてゆければいいと私なりの人生設計を立てていました。そんな矢先、両親の介護という家庭の事情で仕事を辞めざるをえなくなりました。調理師には、早朝勤務が必ずあるために、それまでの仕事ができなくなったのです。

 縁があり再就職で、デイサービスセンターゆららに就職できました。資格なし、経験なし、おまけに58才…当時のゆららスタッフの困惑は想像できます。

 「移乗する」「バイタルをとる」「麻痺側」など、初めて聞く言葉が飛び交っていました。毎日毎日専門用語の意味やトイレ介助の仕方、利用者さんとの話し方や言葉遣いを、スタッフに尋ねない日はありませんでした。そんなある日、責任者の林さんから「声の大きいのが良い」「トイレ介助が平気なのが良い 第一関門クリアーです」と言われました。不必要に声が大きいと家族から顰蹙を買っていた私の声。車椅子生活を送っている父のトイレ介助をしていた経験が、この職場で役に立ち認められたのです。このことが私の大きな励みになりました。それでも職場での自分の立ち位置、身の置き方が定まらず不安でいっぱいでした。そんな私でしたが、半年たった頃に4つの目標を立てました。

① 「でも」「だって」は言わない
  指示されたことは一旦受入れ行動にうつす

② 「今の若い者は」と言わない 思わない
  未経験の職場では年は若くても全員が自分の先輩だということを忘れない

③ 自分のこれからの人生のお手本になる人を見つける
  デイサービスに通ってこられる利用者さんは昭和の時代を生き抜いて今の日本を作った人たちといっても過言ではないと思います。利用者さんから生きるヒントを分けてもらう

④ 自分が楽しむ
  デイサービスでは、自主訓練のセッティング、入浴介助、レクリエーション企画などの仕事があります。自分で楽しんでやらないと、利用者さんに楽しさは伝わらないと思います。一生懸命は伝わる をモットーに毎日楽しく生きる

食べる人の顔の見えにくい調理師の仕事とは違い、毎日毎日利用者さんとの関わりが今の仕事です。楽しい、おもしろいばかりではありませんが、困難に遭遇した時、スタッフ一同が知恵を出し合い皆で乗り越えていく、そんな職場が、結果的には、私の性分に合っているように思える今日この頃です。

院長にお願いです。70才くらいまで働きたいと思っています。よろしくお願いします。

平成29年2月タイムナウ デイサービスセンターゆらら 介護助手 平山聡美