インフォメーション 〜time now〜

 皆様、初めまして。どんぐりの杜クリニック デイケアセンター月うさぎ 作業療法士 甲斐亮と申します。今回、time nowを担当させて頂くことになりました。

 私は、諏訪の杜病院に入社して1年数ヶ月経た後に、「デイケアセンター月うさぎ」へ異動になり早くも3ヶ月が経とうとしています。デイケアは、病院程のセラピストはいませんが、現在4名で頑張っています。人数が少ない分セラピスト一人の責任が大きくなるものの、経験豊富なセラピストの先輩方がいるので、度重なる私の失敗も適切なフォローを行なって下さるので利用者の皆様にご迷惑をお掛けせずに何とか努めることが出来ています。先輩方には、日々感謝です。私は、元々介護福祉士の免許を取得しており、施設で数年勤務した経験がありました。その為、高齢者に対するリハビリテーションには学生時代から興味を強く持っていました。また、介護福祉士としての経験を活かし、介護スタッフとリハスタッフとの連携を担う中核役となりうるセラピストになりたいと、密かな目標を持っていました。しかし、通所施設へ異動してからは業務を覚えることで精一杯となり、気づけば利用者が帰宅する時間となっていることが多く業務に追われる日々が続いています。通所施設は、利用時間または利用日等が限定されています。その為に、一人に関われる時間は限られてしまいます。だからこそ、利用者への関わりの中で「今度、確認してみよう。」「次回、来所時に指導を行う。」というのを極力避けています。その理由は、利用者の多くは自宅で生活を送っている方が多く、様々なリスクが潜む可能性が高く危険もその分伴うからです。「今度しよう。」という考えが、最悪な場合には転倒して大けがを負ってしまう事に繋がるかもしれません。セラピストとして一番大事なことは、情報収集とそれに対する評価という事を、学生時代の恩師が口癖のようにおっしゃっていました。「セラピストは評価に始まり評価に終わる」という言葉の重さを改めて実感しています。

 私たちには、諏訪の杜病院の理念である“最高の医療”を介護に繋げ利用者に提供しなければならない義務があります。その為には、医療者として必要な知識や技術を身に着けるべく、日々自己研鑚を続ける必要があります。また、医療以外のことにも興味を持ち、積極的に見識や経験の枠を広げ、人間としても豊かな人になれるよう意識していきたいです。そして、光心会の一員として立派に成長していきたいと思います。

 今回、time nowを担当させて頂いたことで日々の振り返りを行なう機会となりました。これからもしっかりと目標を持って頑張りたいと思います。

デイケアセンター月うさぎ 作業療法士 甲斐 亮