研修会・講演会案内

第9回大分県高次脳機能障害リハビリテーション講習会 報告

平成21年9月6日(日)別府市のビーコンプラザ3階国際会議室において、第9回大分県高次脳機能リハビリテーション講習会を開催しました。338名もの方々にご参加頂き、盛況のうちに終了しました(内訳は表1参照)。

 今回は、「生活を支える高次脳機能リハビリテーション」と題して国立成育医療センターリハビリテーション科医長の橋本圭司先生、「高次脳機能障害者の生活実態と支援の方法~相談コーディネートの立場から」と題して神奈川リハビリテーション病院医療福祉総合相談室室長の生方克之先生に、それぞれ御講演頂きました。
 橋本先生には、高次脳機能障害とそのリハビリテーションについて、生活の中で役立つ具体的な対応を含め、ユーモアを交えてお話いただきました。高次脳機能障害を初めて知る方には分かりやすく、また現在携わっている方にとっても支援のポイントを改めて整理する機会となりました。
 生方先生には支援コーディネーターの立場から、就労面・経済面などを含めて包括的な支援についてお話いただきました。事例を交えた詳しいご説明で、当事者への理解と、当事者の視点にもとづいた全人的なかかわりの重要性について学ぶことができました。

 講演後の質疑応答では、フロアからの熱心な質問や意見に対し、お二人の先生から具体的なアドバイスをいただきました。


表1 参加者区分
  人数
医療・福祉関係者 235名
家族会・支援団体 45名
行政 5名
一般 14名
学生 38名
報道 1名
338名

講習会の様子

講師 橋本圭司先生

講師 生方克之先生